【体験談】ビジネス会計検定3級合格への道!簿記・会計初心者だった私の勉強方法を解説します。

\この記事はこんな人にオススメ!!/
簿記・会計初心者の人
簿記に挑戦して挫折したけど、財務諸表を読めるようになりたい人
ビジネス会計検定3級をこれから受験しようと思っている人
「財務諸表を読めるようになりたいから
ビジネス会計検定を受けようか迷ってるけど、どうしようかな…」
「簿記3級の勉強をしてみたけど、意味がわからなくて挫折した。
でも財務諸表の中身は理解できるようになりたい」
など悩んだり、迷ってる方はいませんか?
私は4年前に簿記3級の勉強に挑戦し挫折をしましたが
今年改めて財務諸表が読めるようになりたいと思い
2024年10月にビジネス会計検定3級を受験し、合格に至りました。
この記事では
私が簿記や会計に対する苦手意識をどのように克服して
ビジネス会計検定3級合格に至ったのか、
ビジネス会計検定3級と受ける前と後で変わったこと
などを解説していきます。
この記事が
ビジネス会計検定3級に興味を持っている方、
これから受験しようと思っている方、
簿記や会計に対して苦手意識がある方にとって
少しでも役に立ったら幸いです。
ビジネス会計検定3級とは
ビジネス会計検定とは、企業の経営成績がまとまった財務諸表についての理解力を養う検定試験です。財務諸表が表す項目・数値を理解し、財務諸表に関する知識・分析方法を身につけることができます。
3級では、基本財務諸表としての貸借対照表、損益計算書、およびキャッシュ・フロー計算書(いずれも個別)に記載されている項目と計算構造に関する問題が出題されます。
2級になると、単体ではなく、連結会計に関する問題になってくるので複雑になります。
簿記3級との違い
簿記検定は企業活動によるお金の流れを記録した帳簿から財務諸表を作成する内容が出題されます。(日々の活動から成績表を作るイメージです)
ビジネス会計検定では、作成された財務諸表の内容から企業の経営状態を読み取る能力が問われます。(成績表を読み解くイメージ)

私を含め、財務諸表を作るよりその内容を理解して活用する人の方が多いのではないでしょうか?
私の挫折歴
書いていて恥ずかしいですが、誰かの励みになればと思い、記載します。
2019年:簿記検定3級に挑戦、2回受験申込するも勉強が追いづかず挫折
2019年にあまり深く考えずに、社会人が受験するのにおすすめの資格として挙げられていた簿記検定3級に挑戦することにしました。
当時は動画解説講座などほとんどなかったので、知識ゼロの状態から書籍を使って勉強することにしました。
テキストを頑張って読んでみましたが、簿記検定の中で出てくる勘定科目(企業の取引内容を分類したもの)のそれぞれの中身と仕訳の意味が理解できず、覚えるだけの勉強になってしまい、テキストを最後までこなすことができませんでした。(どっちが左でどっちが右なのかをとりあえず暗記状態)

他の社会人は理解できるのに、なんで私には理解できないんだろう、理系だから数字には強かったはずなのに向いてないのかな…とトラウマになりました。
なぜ改めて受験しようと思ったのか?
受験しようと思った理由は、
大学院生活や仕事を通じて財務諸表分析ができた方が良いと感じたからです。
大学院生活の授業や論文の中で財務諸表に書かれている数値の話がよく出てきたのですが、私には知識がなかったので、内容を理解することができませんでした。かといって財務諸表分析を深く勉強する時間も取れませんでした。
私に財務諸表分析に関する知識があれば、もっと色々理解できたのにな…と強く思い、大学院修了後に勉強したいと考えていました。
また私が仕事で扱っている分野自体が、いわゆる財務と呼ばれる分野と深い関連があります。
今すぐに仕事で必要とされているわけではありませんが、財務諸表が示す数値や経営上でKPIとされる数値について理解する必要性を感じていました。
あと転職活動を通じて、メーカーにおいては私がやっている仕事で財務諸表分析ができる人はほとんどいないと感じたので、できるようになると自分のキャリアの幅が広がると思いました。
以上のことから、もう一度財務諸表をちゃんと理解できるようになりたい!と考えるようになりました。
簿記は先述した通り、財務諸表作成に主眼が置かれています。ビジネス会計検定の方が自分の受験の目的に合っていると感じたため、今回ビジネス会計検定の受験を選択しました。
私の勉強方法
なんとなく財務諸表聞くと難しいイメージを持っていた私が行った勉強方法を記載していきます。
ステップ1:カラーでイラストの多い教材で財務諸表の全体像を理解して難しいイメージを無くす
まずは理解しやすいところから勉強しようと思い、改めて財務諸表とは何か?を理解するところから始めました。
2019年以降、わかりやすい教材が増えており、ビジュアル的に理解できそうな「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」を読みました。
個人的にこれは名著だと思っています。それくらい初心者でもわかりやすい。簿記のモノクロカラーのテキストしか見たことがなかったので、当時の私は感動しました。

- フルカラーでイラストが多く見やすい
- イラストがあるから直感的にわかることが多い
- 会話形式で内容が進んでいく
- 実際の企業の事例が出てくるので身近に感じやすい

読みやすい本だったので、6時間くらいで読んでしまった記憶があります。
ステップ2:試験範囲について細かく理解を深める
ステップ1のテキストで財務諸表をざっくり理解した後に、ビジネス会計検定3級の公式テキストと問題集を購入し、勉強することにしました。
10月中旬の試験に向けて9月中旬から勉強を始めました。
⬛︎勉強方法:1日2〜4時間勉強していました
- テキストの各章の説明文を読む
- テキストの各章の最後にある問題を解く
- 勉強した内容を忘れてしまう気がしたので、前日に解いた問題を解いてから次の章の説明文を読む
- ❶〜❸の要領でテキストを1回回したら、❷だけもう1回行う
- 公式問題集を進める、3章くらい勉強したら戻ってもう一度問題を解く

正直思ったよりボリュームがあったので、もっと早く勉強開始しておけば良かったと後悔しました。
トータルの勉強時間は?
9月中旬から10月中旬にかけておそらく60〜70時間くらいは勉強していたと思います。(スーパー初心者のため)
問題演習が重要だと思ったので、問題を解くことを意識していました。
受験してよかったと思ったこと
キャッシュフローやPBRなどの知識がついたことで、新聞の企業の決算発表の記事がスラスラ読め、今までなんとなく読んでいた文章を理解できるようになりました。
具体的にはどういう要因で増収増益になったのか?株主の目線ではどうなのか?などがよく理解できるようになったので、受験して良かったと思います。

あと個別株投資している会社の決算発表内容も以前より深く理解できるようになりました(NISA口座で投資をされている方が勉強されてもいいかもしれないですね。)
最後に
ざっと私の勉強方法を書いてきましたが、少しでもこれから受験を検討されている方・勉強中の方にとって参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました⭐︎