【体験談】社会人大学院(夜間大学院)を2年で修了する人の割合はどのくらい?実体験を元に解説します。
「働きながら大学院に行ってみたいけど、実際修了までにどのくらいかかるのか」
「入学した人は本当に2年で修了できているのか」など
気になっている人はいませんか?
私は2021年4月から科目等履修生として、
2022年4月〜2024年3月までは正規学生として、
働きながら大学院へ通っていました。
この記事では、
私が所属していた研究科・専攻に所属していた人の情報を元に
2年間で修了した人の割合をお伝えします。
私が所属していた研究科・専攻での割合
当時私が所属していた研究科・専攻の
入学時と修了時の人数は不明なので、
大学院1年生の中間報告会と
大学院2年生の修了発表会の参加者の人数などを踏まえて
お話ししていきます。
大学院1年生の中間報告会の参加者は12名でした。
一方、大学院2年生の修了発表会の参加者は10名でした。
参加者の人数だけ見ると、
8割の人は2年で修了していると思いますが
中間報告会に参加されていた2、3名の方は
修了発表会にはいらっしゃいませんでした。
代わりに
私の1つ上の学年で入学された方が修了報告会に参加していました。
修了報告会に参加した全員が大学院を修了できるとは限りませんが、体感としては入学時の6割くらいが2年で修了し、残りの方は中退もしくは2年以上在籍する長期履修という形となっていると思います。
【考察】長期履修する理由
長期履修する時の理由は様々だと思いますが、
社会人が多く集まる夜間の大学院の場合は
働きながら修論を作成することになるので
仕事やプライベートと大学院生活の両立は大変になると思います。
一緒に授業を受けていた方の中に
長期履修に切り替えたという方がいらっしゃったのですが
その方の場合は、
修論で書こうと思っていたテーマがあったが
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事が忙しくなったこと
新型コロナウイルス感染症の影響で修論に関するデータが取れなくなったこと
で長期履修に切り替えたと言っていました。
入学当初は2年で修了するつもりでも
色々な事情で長期履修をせざる得ない場合もあるので
長期履修になる可能性があることは頭に入れておくべきではないでしょうか。
最後に
私は社会人大学院進学を安易に他の方にオススメできないと思っていて
その理由の1つとして
2年間で修了した人の割合がそこまで高くないということが挙げられます。
私を含めですが、
入学前と後で大学院生活のイメージにギャップがあり
思っていた以上に仕事との両立が大変、研究自体が大変という声を
授業の時によく聞いていました。
今回はあくまでも私のいた研究科・専攻の情報をお話ししているので、
MBAや他の研究科であれば、もう少し修了率は高いと思いますが
修論が必須の研究科・専攻であれば
ある程度の覚悟を持って大学院へ入学した方が良いと感じましたので
今回この記事を書きました。
この記事を読んで
大学院進学を不安に思う方もいらっしゃると思いますが
無理矢理2年で修了するよりも
時間をかけて無理せずに修論を仕上げる方がいいケースもありそうなので
最終的にはご自身にあったスタイルを選ぶのがいいと思います。
社会人の方で大学院生活を送ろうかなと思っている方は
齋藤早苗さんが書かれている「社会人のための文系大学院の学び方」を
事前に読んでおくと
大学院生活においてどんな準備をすれば良いのかや
研究に対するイメージやどんな風に過ごせば良いのかがわかるので
オススメです。
正直、読まなくても大学院でのオリエンテーションがあるので
多少のフォローはあると思いますが
社会人大学院では時間をいかに効率よく使うのかが重要になるので
事前にできることはやっておいた方がベターです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。