13.【体験談】社会人の大学院進学が転職の際にどう評価されるのか?実体験を元に解説します!
\この記事はこんな人にオススメ!!/
自分のキャリアを考えて大学院に通ってみたいけど、転職でどう評価されるのか気になっている人
学院はお金がかかるから転職で評価されないなら進学することは避けたいと思ってる人
年収アップを狙って大学院進学するのはアリ?と疑問を持っている人
私は2021年4月から科目等履修生として、
2022年4月〜2024年3月までは
正規学生として働きながら大学院へ通っていました。
2023年11月頃から並行して転職活動を行い、
大学院修了後の2024年春から
新しい会社で働いています。
この記事では、
私の実体験を元に社会人大学院進学が
転職の際にどういった評価をされるのかを
まとめています。
気になった方は
ぜひ最後まで読んでください。
結論
すごく正直に書くと、
企業によってスタンスがかなり違う。
大学院に進学したからといって
必ずしも
評価されるわけではないが、
評価されないわけでもない。
と感じました。
曖昧な書きっぷりでごめんなさい。
そもそも大学院進学が評価されないケース
今までの仕事内容と求人がマッチしないケース
企業が中途採用を行う理由は
「社内での人材不足・即戦力が欲しい」
というのが主な理由かと思います。
となると、
どんな仕事をどの程度取り組んできたのかが
見られます。
未経験でも転職することはできますが、
経験ある人が優先されるケースがほとんどです。
転職活動をする中で
今まで私がしてきた経験と
微妙に異なる求人に応募しましたが、
ミスマッチだったとのことで
採用が見送りになるケースがありました。
年齢・経験がマッチしないケース
採用が見送りになるケースでよく言われたのが、
「年齢的に合わない」です。
話を聞いてみると、
企業側が30半ば以降の人材を求めていることが
多かったです。
いわゆるミドルマネジメント層を探していて
仕事の経験もありプレーヤーとしても
活躍できる一方で、
プロジェクトリーダーができる人材を
採用したがっていたので
私では経験が足りないとの判断だったようです。
前の会社でもこの年代の社員がいませんでしたが、
他の会社でも同じように足りないということがわかりました。
私の仕事と大学院での専攻について
大学院の研究科は
私が仕事で扱っている題材に近いものでしたが、
研究内容自体は
そこまで仕事内容と被るものでは
ありませんでした。
研究内容が完全に仕事の延長線にある場合は
専門性が高く論文も書けるので
博士課程に進学しても十分に通用する人材になり
市場でも非常に価値が高い人材になる
と思いますが、
私はそれに該当しませんでした。
社会人大学院は転職においては意味がないのか?
前述してきたことを踏まえると、
社会人大学院への進学は
転職において意味がないように
思うかもしれませんが、
決してそんなことはありませんでした。
面接で自分の考えを話す際に活かすことができた
面接の中で
自分のワークキャリアおよびライフキャリアや
志望理由、自己啓発などを説明する際には
「いつ何を思って、どう行動したのかなど」
を踏まえて、
決められた時間の中で
わかりやすく相手に伝える必要があります。
私は2021年から自分なりに考えて、
行動してきたので
実際に面接で話をする際に
話のネタ自体に困ることはなく、
納得感を持って
話をすることができたように思います。
面接で人柄をアピールする際に活かすことができた
大学院への進学を通じて
知的好奇心が一定水準あり、
継続的にどんなことにも
興味を持って取り組んでくれそうな
意欲的な人というポジティブなイメージを
企業の採用担当者に持って
もらえたように思います。
今いる会社の担当者から
「年齢は若くてもいいので自分の得意な分野に固執せずに
色々なことにチャレンジしてくれるような人を探していたので
面接での話ぶりや今までの行動を踏まえて私を採用した」と言われました。
転職理由などについては
別の記事で詳しく書きたいと思いますが
“色々なことにチャレンジできる職場”というのも
私の転職では大事なキーワードだったので
今の会社と私の考えがマッチしたのだ思います。
大学院にもし行ってなかったらどうなっていたか?
今の会社には入社できなかったと思います。
今の会社は前の会社よりも
企業規模が従業員数で2倍という
大きな会社です。(営業利益も倍です)
私の場合、職務経歴だけ見ると、
ちょっと物足りないと感じる人材だったと思うので
ポテンシャルを見てもらえなかったら
入社することは難しかったように感じます。
そもそも私の仕事の分野は
実務経験がある人材の数と仕事の数が
あまり釣り合っていない分野です。
次から次へとやることが増えている分野なので
誰もやったことがない場合もあったりします。
市場にいる数少ない人材に対して
企業が求める水準が高いので、なかなかマッチしません。
マッチしない中で
どこまで条件を妥協できるのか、
将来性を見て育てるつもりなのかは企業によると思います。
私の場合は、大学院に行っていたので
実務経験はないが仕事で扱う分野の知識はある程度ある、
学習意欲も高くて、実際に行動している(勉強している)、
ワークキャリアを自分なりに考えているなど、
職務経験で足りなかったところを
上手く補えたのかなと考えています。
最後に
転職活動を通じて、
仕事に直結する分野の大学院に行った場合に
研究内容がどんな内容であっても
一定数評価してくれる企業があるということがわかりました。
全ての人に当てはまるわけではないと思いますが
少しでも参考になったら幸いです。
転職において重要だと思うこと
転職においては、
「大学院へ行った(修了した)という事実よりも
自身の今までの経験・知識や
なぜ大学院進学を選んだのか?という動機、
大学院での経験が自分の能力や考えに
どのような影響を及ぼしたのか」
を話せることが重要だと思います。
働きながら大学院へ進学するか迷っている方へ
進学を迷われている方は
大学院の説明会に行ったり、
科目等履修生としてお試しで大学院へ通う
というのも手だと思います。
科目等履修生として通った話については
私のブログの中でも記事として
まとめていますので、
もしよろしければ見てみてください。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。