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5. 【体験談】社会人の大学院入試と入学までにしたことを実体験を元に解説します!

asakeno
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\この記事はこんな人にオススメ!!/

働きながら大学院に通ってみたいと思っている人
学院入試がどういうものなのか気になる人
大学院入学までに何をしておいたらいいのか気になる人

社会人として大学院入試を受けたいと考えているけれど、
実体験の情報が少なく困っている方はいませんか。

私は、2021年に科目等履修生として
大学院へ通っていました。
大学院で授業を受けるうちに
正規学生として進学したいという気持ちが大きくなり、
社会人として大学院入試を受けることにしました。

私が大学院入試を受けようと思った時、
実際に受験生がどういったスケジュールで
準備を進めていったのかなどの情報があまりなく、
このまま準備をしていて
大丈夫かなと不安になることがありました。

この記事では私が
大学院入試受けた時の話から入学までにしたことを
まとめて記載しています。

大学院入試を受けられる方にとって
少しでも参考になれば幸いです。

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試験に向けての準備と実際に聞かれたこと


私の出願した研究科では、
口述試験のみ実施されました。
大学院によっては小
論文などを行うところもありますので、要注意です。

口述試験の内容については、
科目等履修生として通っていた時に
知り合った院生の方から少し伺えたので、
その内容に沿って回答をスラスラ話せるように準備を行いました。

私が実際に試験で聞かれたのは下記の内容です。

  • 志望理由
  • 大学院進学後の進路(博士課程へ進む気持ちはあるのか)
  • 家と大学の距離があるが通うことは可能か、会社員との両立について
  • 研究計画書について(もう少し範囲を絞った方がいいのではというご意見をもらいました)

時間は確か15分程度で、
そこまで厳しいことは聞かれなかった記憶があります。
研究計画書は研究というものをよく理解しておらず、
不安な部分もあったので、
先行研究の内容は一通り頭に入れていきましたが、
あまり突っ込まれませんでした。

ただ、大学院と研究科によって
口述試験で出題される内容は異なるので、
可能であれば進学している方と繋がりを作って聞いてみる、
大学院主催の進路相談会で質問してみてもいいと思います。

合格発表から大学院入学までにしたこと

試験を受けてから1ヶ月後に書面で
大学院入学試験の合格通知が家に届きました。
合格から大学院入学までに
いくつかしたことがあるので、
項目別に説明していきます。

入学費用などの振込

合格通知が来たら
すぐに入学費用・半期分の授業料の振り込みを行いました。
期日までに振り込まないと
合格の取り消しになるので、要注意です。

振り込み金額は数十万、場合によっては百万を超えます。
奨学金の利用を検討されている方は、先に調査しておいた方が良いと思います

教育訓練給付金制度の有無と手続きの確認

社会人向けに
夜間や土日に授業を行っている大学院・研究科は、
教育訓練給付金制度の対象となっている場合があります。

厚生労働省では、
教育訓練給付金制度を下記のように定めています。

働く人々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるもの

自分の通う予定の大学院と研究科が
教育訓練給付金制度の対象であるかどうかは
厚生労働省もしくは大学院や研究科のホームページから
確認することができます。

更に給付金制度の対象となる教育訓練は、
大きく3つに分けることができます。

  • 専門実践教育訓練
    対象:労働者の中長期的キャリア形成に資する教育訓練
  • 特定一般教育訓練
    対象:労働者の速やかな再就職及び早期のキャリア形成に資する教育訓練
  • 一般教育訓練
    対象:その他の雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練

ここでは詳細は記載しませんが、
教育訓練の種類によって
給付金の支給条件や上限金額、支給申請の手続きなどが異なります。

私の進学先は
一般教育訓練として指定を受けていましたので、
入学前に行う手続きはありませんでした。

余談ですが、
他の研究科は専門実践教育訓練として
指定されていたとのことで、
入学の1ヶ月前までに
ハローワークで支給申請手続きを行ったという話を
たまたま同じ授業を受けていた人から聞きました。

手続き等については必ず確認した方が良いと思います。

科目等履修生として受講していた授業の単位を取得し、期日までに単位認定の申請を実施

私は大学院入学前に
科目等履修生として授業を受けていたので、
他の大学院生と同じように
授業終了時にはレポートなどの課題を提出し、
単位を落とさないように気をつけていました。

科目等履修生であった私の場合、
授業の成績や単位取得ができたのかなどについては
半期ごと(9月と3月)に
大学側から送付されてきた紙の成績一覧で
確認していました。

私の進学予定の大学院では
科目等履修生として取得した単位は
3月の特定の時期に
大学側に申請書類を揃えて提出すると
大学院修了までに必要な単位として
認定してもらうことができました。
そのため、
成績一覧が届いたらすぐに大学側に申請を行いました。

【余談】
私と同じく科目等履修生として通っていた方は
3月が忙しく単位認定の申請をしそびれてしまった
とのことだったのですが、
翌年の同時期に単位認定の申請をすれば認定してもらえると
大学の事務室から言われたそうで、
翌年に申請を行っていました。

この時、認定された単位は、
大学院のGPAの計算には含まれませんでした。

突然GPAという言葉が出てきましたが、
GPAとは、
大学における成績評価指標のことで
具体的には授業科目の成績評価に対して点数を与え、
その点数に各科目の単位数を乗じた合計を
履修科目の総単位数で割って算出した平均のことです。

私が進学予定の大学院におけるGPAの計算では、
入学から修了までに受講した授業のみが対象となるようでした。

単位認定の期間や必要な書類、 GPAの計算に含む含まないなどは大学院によって異なるのでご自身でホームページを確認するようにしてください

会社へ大学院へ通うことを報告

合格した翌年の2月に
会社へ来年度から大学院へ通うことについて報告を行いました。
自分のお金で通うことにしたので、
新学期が始まる4月の1〜2ヶ月前に
事前に言っていればいいかなと思い受験後に伝えました。

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修了までに必要な単位数から
入学後に受ける授業科目と単位数に当たりをつける

大学院の修了要件は
大学院によって異なりますが、
どの大学院でも取得単位数の指定があると思います。

私は履修案内から修了までに
必要な単位数と単位認定予定の単位数から
入学後に取得すればよい単位数をあらかじめ計算していました。
また、履修案内に記載のある授業科目一覧や
シラバスから来年度受講したい授業の目星をつけておきました。

授業科目の変更もたまにありますが、
事前にやっておいて損はなかったと思います。

あさけの
あさけの

4月は仕事がいつもより忙しいので
入学後の負担を減らしたいと思い、やっておきました。

大学院入学までにしておいた方が良いと思ったこと

最後に私が大学院入学前にやっておいた方が
良かったなと後悔したことは、下記の3つです。

  • 大学院生活の流れや研究について本などで理解を深めておく
  • シラバスに記載されている授業の教科書や参考文献を先に読む
  • 自分の研究に関わりのある先行研究や論文を読む

この3つを事前に取り組んでおけば、
時間や気持ちの面で
少しでも余裕を作ることができたのかなと思っています…。

科目等履修生として通ってはいましたが、
正直大学院生生活の流れや研究について
理解度はかなり低かったです。

仕事をしながら授業を受けていると、
自由に使える時間があまりなく、
どんどん気持ち的にも余裕がなくなってきます。

そもそも授業の内容の理解度を高めるためには
自分で勉強する必要があります。
事前知識がある科目であれば
そこまで問題はないと思いますが、
全く知識がない科目を授業だけ受けて
理解することはかなり難易度が高いです。

また、大学院は授業を受けて終わりではありません。
レポートなど課題を作成したり、
並行して自身の研究を進める必要があります。
どちらにおいても書籍や論文を読み、
参考文献として活用することは重要になってきます。

平日の夜や土曜日に授業があると、
寝る時間が遅くなったり、休める時間が減ったり
とにかく生活リズムが変わります。
私自身や周りの方もそうでしたが、
体調を崩している方がいらっしゃいました。

色々な意味で余裕を持って大学院生活を送るために
先に大学院生活の全体の流れを把握し
書籍や論文を読んでおく、
研究ではどういうことをするのかは
かなり重要だと体感しましたので
この場を借りて共有させていただきます。

大学院生活と研究の進め方を把握するには
齋藤早苗さんの「社会人のための文系大学院の学び方」という
本が役立ったので、もしよければ読んでみてください。
これから大学院を受験しようと思っている方にもおすすめです。

最後に:1年間のスケジュール

最後に科目等履修生としての授業のスケジュールと
大学院への入試準備などのスケジュールをまとめてみました。
もしよろしければ参考にしてください。

授業と入試準備についての年間スケジュール


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ABOUT ME
あさけの
あさけの
人生100年時代を生き抜きたいアラサーOL
エンジニアを目指して日系メーカーに就職するものの、全く異なる職種へ配属となり、
入社早々キャリアについて考えるようになった会社員。

現在は本社で働いています。 常にキャリアを模索中。
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