2. 社会人が科目等履修生として大学院へ通うまでにしたこと
\この記事はこんな人にオススメ!!/
自分のキャリアを模索している
キャリアを考える上で大学院進学を1つの選択肢として考えてもいいかなと思っている
働きながら大学院に通っている人はどういった経緯で行くことを決めたのか知りたい
「大学院へ進学に興味はあるけど、
何をしていいのかわからない」
「入学費用や授業料が高いから
大学院へ入学する前に雰囲気が知りたい」
「大学院へ通ってみたいけれど、
仕事やプライベートも大事にしたい」
「自分の気になる科目だけ授業を受けたい」
など思っている方はいらっしゃいませんか。
私は2021年の4月から社会人として働きながら、
公共政策系の大学院へ行っていました。
通う前に大学院について色々調べたところ、
通い方は複数あることがわかり、
2021年度は科目等履修生という形で
授業を受けることにしました。
この記事では大学院への通い方の種類や
私が科目等履修生を選択した理由、
手続きの流れなどをまとめています。
この記事を読んだ方が、
少しでも科目等履修生として
大学院へ通うイメージが湧いたら幸いです。
大学院に行ってみようと思った私がしたこと
自分の興味のある分野について学べる大学院があるかどうか
インターネットや雑誌で調べ、
そのあと大学院のパンフレットを読むことにしました。
リクルートが毎年発行している
社会人大学院についての特集をしているムック本は
実際の大学院生活や学校情報がまとまっており、
とても役に立ったのでオススメです。
その結果、大学院への通い方が3つあることがわかりました。
- 大学院入試を受験して、正規の学生として通う方法
- 科目等履修生として授業に参加する方法
- 聴講生として授業に参加する方法
私は今回②の科目等履修生として大学院に通っていました。
大学や大学院での授業を正規入学せずに科目単位で履修する学生のこと
単位認定もされます
正規学生と科目等履修生と聴講生の違いは?
正規学生とは
一般的な大学院への進学の方法で、
大学院を受験し、合格後に学費を払い、
好きな授業を選択・受講しながら
在籍している間に修士論文を作成し、
提出するというものです。
修士論文が無事に書き終えられれば、
学位を得ることができます。
例えば**大学***研究科卒業 学位** みたいな感じで
履歴書にも書くことができるようになります。
科目等履修生・聴講生とは
科目等履修生と聴講生は
どちらも科目単位で授業を受けるという形になります。
違いは単位認定がされるか・されないか です。
- 科目等履修生:単位認定される
- 聴講生 :単位認定されない
年間で受講できる科目にも制限があり、
1科目*単位でいくら~ のような設定が
されている大学が多いと思います。
科目等履修生を選択した理由
私が大学院に行ってみようかなと思ったのが、
ちょうど2020年年末~2021年年明けくらいでした。
大学院は2年間通いながら本格的に研究を行い、
最終的には修士論文の作成する必要があります。
しかし、私の場合は研究テーマが明確にありませんでした。
テーマが決まらないと研究室の選択もできないし、
研究計画書も書けません
大学院入試まで1か月くらいしかなかったので
昨年度入試では出願を諦めました。
出願を検討する際に読んでいた入試の応募要項によると、
科目等履修生として大学院の授業に参加したとしても、
きちんと課題等も提出すれば単位認定がされるとのことでした。
まずは気になる授業を受けてみて、
どんな雰囲気か確認しに行ってみようと思い、
科目等履修生として大学院へ行くことに決めました。
今回通うことに決めた大学院は?
今回通うことに決めた大学院は、
夜間と土曜日に授業を行っている大学院で
研究科自体は公共政策系に分類されるところです。
個人で解決することが難しい公共的な問題(環境問題、教育問題、労働問題、人口問題等)を解決するための国や地方自治体などの活動方針や具体策のこと
民間企業に勤めている人間が
公共政策を学ぶとは???と疑問に思われる方も
多いと思うのですが、
私が選んだ大学院では
公共政策の他にも経営などの
企業と関わりの深い分野についても
授業や研究がされていたので
公共政策系の大学院を選びました。
経営学や法学系の大学院も検討しましたが、
調べた当時は受けたい授業がなかったのでやめました。
今は経営学系の大学院も興味があります。
科目等履修生として授業を受けるために行ったこと
私が行こうと思った大学院は、
3月中旬~下旬に科目等履修生の応募受付があったので
それまでに必要な書類等を作成しました。
履修したい科目ごとに志望理由をまとめて入学願書の作成、
自分の職務経歴書の作成や顔写真の撮影、
住民票の発行、大学の卒業証明書や成績表の取り寄せをしました。
私は元々仕事で扱っている分野に関わる
科目の履修を希望したので、
志望理由を書くのはスムーズにいきました。
(完全に個人の興味で選びました)
必要な書類を作成し、郵便で提出し、
大学院で内容を確認後受講許可の通知が来て、
科目等履修生となりました
私が通っている大学院の科目等履修生は、原則あとから履修希望の取りやめや変更はできなかったのでシラバスや時間割をよく読み込んで、受講する科目を決めました。
科目等履修生になるまでを振り返って
正直、結構あっさり科目等履修生になれたな
という印象でした(笑)
この記事を書いている最中に気づいたのですが、
私の通っている大学院の科目等履修生は
1年間で12単位まで取得が可能だったにも関わらず、
なぜか5科目10単位のみしか
授業の受講申請をしていませんでした(´゚д゚`)
上記でも述べましたが、
科目等履修生では単位数で授業料が変わるので、
直接大学院への進学された方が費用はかかりません。
(ちなみに私の通う大学院の受講料は
5科目10単位で10万円でした、高い…)
ただ私の場合は、
科目等履修生として通った翌年に
働きながら大学院へ通くことも視野に入れていたので
時間に余裕を持つためにも
今年取れる分だけ単位を取っておいた方が
よかったのにどうしちゃったんでしょう…?
(完全にミスですね)
おそらく締め切りギリギリに書類を準備していたから見間違ったのだと思います。
私のようなミスをしないためにもよく応募要項を確認して余裕を持って準備されることをおすすめします
科目等履修生になるまでの時系列まとめ
▼時系列にチャートでまとめてみました。
インターネットなどで色々調べ始める
ひとまず科目等履修生として通うことを決める
必要書類や応募要項などを確認
入学願書・職務経歴書・志望理由書の作成
顔写真の撮影
大学の卒業証明書や成績表の取り寄せ
住民票の発行など
書類の郵送、連絡待ち
大学院からメールで授業の受講許可が下り、
授業スケジュールの詳細や
大学院の学習支援システムのIDなどが届く
私が履修を希望した科目は4月から授業があったので
他の学生と一緒に授業に参加し始める
正式な書面で科目等履修生許可通知がpdfで届く
家に授業料納入依頼書類が届き
学費の納入手続きを行う
大学院に通うまではざっとこんな感じでした。
次回は通ってみて
どんな感じだったのかなどをまとめていきたいと思います。